「なぜ体操は運動の中で最も健康によいのか?」筑波大学名誉教授 田中 喜代次

「なぜ体操は運動の中で最も健康によいのか?」筑波大学名誉教授  田中 喜代次

最近、健康のために筋トレやウォーキングに励む人はとても多いです。
しかし、運動のしすぎで、かえって体を壊す人も少なくありません。
スポーツ医学の第一人者である筑波大学名誉教授の田中喜代次先生に
最も健康によい運動についてお話を伺いました。

  1. 筋トレをやり過ぎると血管が硬くなったり、血圧が上がるなどの問題点が出てくる。また、筋トレ愛好家に多い糖質制限は逆に筋肉を減らす場合がある。
  2. ウォーキングは「1日1万歩」が目標とよく言われるが、科学的な根拠はない。閉塞性肺疾患(COPD)、脊柱管狭窄症の人は1000歩で十分。万人にあてはまる運動のガイドラインは存在しない。
  3. 怪我をするリスクが少なく、最も健康に効果がある運動は体操とアクアビクス(水中でのエアロビクス)である。

 

田中喜代次氏 略歴
筑波大学名誉教授/教育学博士(スポーツ医学、健康増進学)
滋賀県生まれ。筑波大学大学院体育科学研究科修了。大阪市立大学保健体育科講師、筑波大学体育科学系助教授、筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学教授を経て現在に至る。日本体力医学会理事、日本介護予防・健康づくり学会長、日本健康支援学会理事長なども務める。「アメリカスポーツ医学会優秀賞」「日本体力医学会優秀賞」「秩父宮記念スポーツ医・科学賞奨励賞」など学術賞の受賞歴は多数。ちなみに、高校時代一日に二つの駅伝大会を掛け持ちした。

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