ご当地健康体操33「目のけんこう体操」福井県鯖江市

ご当地健康体操33「目のけんこう体操」福井県鯖江市

目のけんこう体操

制作:福井県鯖江市(2017年)

対象:子どもから高齢者(全世代)

<効果>
目が疲れにくくなる。
・目の動きが速く、正確になる→読み書きの能力アップ
・周囲の状況がよく見えるようになる→転倒予防、ぶつかり事故防止
・目の周りの代謝が良くなり、目がすっきりする。
・前頭葉に血流が増え、前頭葉の働きがアップする→イメージ力、記憶力、判断力などが高まる。

体操指導 柳沢 由美(鯖江市在住)
音楽   前田 一平(鯖江市出身)
出演   田中 優紀
監修   福井大学医学部医学科感覚運動医学講座眼科学領域教授 医学博士 稲谷 大 医師
鯖江市役所 健康づくり課長 清水 善美

<主な利用場面>
小中学校、高齢者施設等

健康づくり課の清水 弘美さんにお話を聞きました。

編集長
「そもそもなぜ目の体操を作られたのですか?」

清水さん
「鯖江は❝めがねのまち❞なんです。1905年、農村の冬場の安定収入にと眼鏡のフレームづくりが始まりました。それから100年後の現在、国内の約9割にあたる眼鏡フレームが鯖江で生産されるまでに成長しています」

編集長
「なるほど。眼鏡が市の主要産業なんですね」

清水さん
「めがねのまちとして、市民の視力を守ることに力を入れてきました。視力というのは一般的に6歳頃に成熟し、8歳までに完成すると言われています。そこで当課では、3歳児健診の時の目の検査の精度を高めるため、2015年度より機器を用いた屈折検査を導入しました。まだ導入している自治体が少ない中実施しましたが、視力障害の早期発見、早期治療が導入前に比べて格段に進みました」

編集長
「私はファミコン世代で、長時間テレビゲームをしていたら、『目が悪くなる』と親によく注意をされました。現代の子どもたちはスマホや携帯ゲーム機で長時間遊んでいます。画面が小さい分、目の疲労が大きいように思います」

清水さん
「大人のみならず子どもも慢性的な眼精疲労や眼球運動・遠近の調整力の低下など、見る力が低下することが懸念されております。目の筋肉をくまなく使うことで目が疲れにくくなる上、読み書きが速くなることが明らかになっています。それで目の体操を制作し、普及に取り組んでいます」

編集長
「これまでの成果をお聞かせください」

清水さん
「市内の学校や幼稚園などにDVDを配布しています。ある小学校からは『体操の時間以外にも目が悪くならないようにと、日常的に遠くを見たり、ゲームをしないなど自ら意識して取り組む生徒が増えた』『目の体操をするようになってから、目をみて話すようになり、姿勢がよくなった』という声を聞いております」

<福井県鯖江市>
人口約7万人。独自の「眼育(めいく)」活動に力を入れている。目のけんこう体操をはじめ、2019年度からは就学前健診でも屈折検査を実施予定。ちなみに市役所にはJK課という女子高生の課がある。

編集長のコメント
「目の体操はヨガでは珍しくありませんが、日本の健康体操ではあまり扱われない盲点です。眼球運動でピント調節をする眼筋が鍛えられると、焦点が合いやすくなります。つまり、老眼予防としても効果大です」

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